十字線

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十字線

読み方 じゅうじせん
同義語 寄引同時線

十字線とは、実体部分が極端に短く、上下にヒゲを残し、漢字の「十」のような形をしたローソク足のことを指します。始値終値が等しい、もしくはほぼ同じ価格で、なおかつその水準から高値安値への幅が同程度という条件が揃うことで出現します。

十字線

十字線は、売り方と買い方のバランスが拮抗している状態であることを示し、相場の転換点を示唆するといわれています。

十字線

十字線は、高値圏で出現すれば、上昇の勢いが衰えて下降トレンドへ転換するサイン、安値圏で出現すれば、下降の勢いが衰えて上昇トレンドへ転換するサインと考えることができます。もちろん、十字線出現時に必ず相場が転換するわけではありませんが、注目したい形の一つです。

十字線は、始値と終値が等しいという特徴を持つ寄引同時線の一種です。株式市場では、1日の始値を寄付き、1日の終値を引けということから、その呼び名がついています。寄引同時線には、十字線よりも上下のヒゲが長い形をした「足長十字線」もあり、こちらも転換を示唆します。

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作成日

2020.12.29

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最終更新

2024.11.18

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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