平均足とは4本値を加工して値動きを表示するチャートで、ローソク足チャートに似た形状です。ローソク足チャートよりも陽線や陰線が連続しやすい性質があり、トレンドの確認に利用されます。
ローソク足と平均足の違いは、始値と終値にあります。平均足の始値は一本前の平均足の始値と終値の平均値を使用し、4本値の平均値が終値になります。日足チャートの場合、平均足の四本値は下表のとおりです。
日足で説明すると、平均足は下記のように計算されます。
始値 | (前日平均足始値 + 前日平均足終値)÷ 2 |
---|---|
高値 | 当日の高値 |
安値 | 当日の安値 |
終値 | (当日始値 + 当日高値 + 当日安値 + 当日終値)÷ 4 |
陽線が続けば上昇トレンド、陰線が続けば下降トレンドを示唆します。また、陽線と陰線の実体の長さによってトレンドの強弱が分かるとされており、実体が長い陽線は強い上昇トレンド、実体が長い陰線は強い下降トレンドであると見なされます。
ローソク足では、長い下ヒゲができると、一旦価格が下降したものの買い戻されて終値をつけたことを示し、上昇傾向や下値の堅さを表します。その一方、平均足では、強い上昇トレンド中には長い上ヒゲが、強い下降トレンド中には長い下ヒゲが発生します。
作成日
:
2021.01.29
最終更新
:
2024.11.20
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