リカバリーファクターとは、損失のリスクに対して期待できる利益を示した数値です。「リスクリターン率」とも呼ばれ、純利益を最大ドローダウンで割って算出します。この数値が大きいほど、リスクが抑えられる一方でリターンが大きい傾向があります。主に、自動売買用のエキスパートアドバイザ(EA)を選ぶ際の指標として用いられます。
例えば、純利益が10万円で最大ドローダウンが1万円だった場合、リカバリーファクターは10となります。
リカバリーファクター =
純利益 ÷ 最大ドローダウン
このリカバリーファクターは、一般的な目安として10.0以上であれば優れていると判断でき、最低限5.0以上であることが重視されます。
EAによる自動売買には、ドローダウンが付き物です。どんなに優秀なEAであっても勝ち続けることはなく、ドローダウンが発生します。たとえリカバリーファクターが大きいからといって最大ドローダウンが小さいとは限らず、分子である純利益が大きいだけかもしれないので確認が必要です。自動売買では運用中にロスカットになってしまわないことが重要なので、入念な資金計画を心がけましょう。
作成日
:
2021.06.23
最終更新
:
2024.11.22
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