リスクオフとは、市場のセンチメント(雰囲気)が悪くなり、投資家がリスクの高い金融商品から、より安全な資産へ切り替えるようになることをいいます。一般に株式などの高いリターンが見込める資産は「リスク資産」と呼ばれます。さまざまな指標や金融市場の動向などから市場参加者の売り意欲が強くなったときに、リスクを「手放す」=リスク「オフ」という表現が金融メディアを飛び交います。
例えば、米国などメジャーな株式市場が1日で数%も急落するような経済ショックが起きた際などに、投資家が先行き不安感を持ち、「リスクオフ」に切り替わります。株式などのリスクの高い資産から、よりリスクの低い資産、つまり米国債や日本国債などへの乗り換えが進められ、これを「フライト・トゥ・クオリティ」(質への逃避)ということがあります。
近年では、米中貿易対立や新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに、大規模なリスクオフの動きがみられました。
作成日
:
2020.11.18
最終更新
:
2024.11.15
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