踏み上げ

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踏み上げ

読み方 ふみあげ
対義語 投げ売り

踏み上げとは、相場の価格が上昇しているときに、売り方が損切りの決済で買い戻しを行うことによって、価格がさらに上昇することです。売り方が損失を覚悟して買い戻すことを「踏む」「踏まれる」と表現し、それによって相場が上昇していく様を踏み上げといいます。株式市場では、仕手株や中小型の材料株などが踏み上げに発展しやすい傾向があります。

踏み上げ相場では、買いが買いを呼ぶ圧力に、売り方の買い戻しが重なり、価格が加速度的に動く傾向があります。これとは逆に、買い方が損失を覚悟して売ることは「投げ売り」です。いずれも、売りや買いが積み上がっている場合に起こる可能性があります。

一方、じりじりと価格を上げていたところに、好材料が発表され、買いが買いを呼んで上昇トレンドが発生することもあります。こうした動きは、「一段高」「二段高」と呼ばれます。

knowledge 「三空踏み上げ売りに向かえ」

ローソク足の並びから売買タイミングを読み取る酒田五法には、三空というパターンがあります。これは陽線の間に窓が開いているパターンを指し、このような強力な上昇の局面では、天井打ちが示唆されます。三空踏み上げが見られた場合には、売りの用意をするのが懸命であるという教えです。

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作成日

2021.06.02

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最終更新

2024.11.19

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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