トレンドラインとは、相場の流れである「トレンド」の方向性を見極めるために、チャート上に書き込む補助線のことです。安値や高値同士(あるいは終値)を結ぶことで描画するもので、今のトレンドがどちらに向いているかや、どのような勢いで推移しているかを把握しやすくなります。
トレンドライン上で押し目買いや戻り売りを行う手法や、レートがトレンドラインと逆の方向に大きく動いた際にトレンド転換とみなすという使い方が有名です。
上昇局面のトレンドラインは、安値同士を結ぶことで描かれます。このトレンドラインは下値支持線(サポートライン)とみなされ、一時的に下降していたレートがそこで反転上昇する「押し目」となる可能性を予測できます。逆に、そのラインで反転せずに割り込んでしまうようであれば、下降トレンドへの転換が考えられます。下降局面のトレンドラインはこの逆で、高値同士を結んだラインが上値抵抗線(レジスタンスライン)とみなされます。上昇局面の場合と同様に、戻り売りやトレンド転換の目安として使用されます。
トレンドラインという名前ではありますが、一本の線がぴったりと値動きを跳ね返すような厳密さはありません。ラインというよりもある程度の幅を持った「帯」と解釈すると、チャート上で見つけやすくなります。また、必ずしも安値や高値同士を結ぶ必要はなく、時には終値やヒゲの途中を結ぶ柔軟性も必要です。
作成日
:
2021.03.05
最終更新
:
2024.11.22
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