日銀の政策金利の発表を注視か

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日銀の政策金利の発表を注視か

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作成

2024.06.14

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最終更新

2025.06.25

日銀の政策金利の発表を注視か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・日銀金融政策金利
  2. 2 米・ミシガン大学消費者信頼感指数

昨日の米国市場は、米労働省が5月生産者物価指数(PPI)を発表。結果は市場予想(+0.1%)を下回り、前月比-0.2%と、昨年10月以来の大幅な落ち込みとなった。また、新規失業保険申請件数も発表された。結果はエコノミスト予想(22万5,000件)を上回り、10カ月ぶりの高水準となる24万2,000件だった。ドル円は先月の終値である157.234付近で上値が重い状況が続いている。

オセアニア市場は、豪・統計局が5月の雇用統計を発表。雇用者数は市場予想(3万人)を上回り、3万9,700人増だった。失業率は市場の予想通り、前月の4.1%から4.0%に低下した。経済が停滞する中でも労働市場が依然として底堅いことが示された。発表後、豪ドル米ドルは0.66672から先週の週足の始値付近である0.66490まで下落した。また、市場では利下げ開始は2025年5月と予想されている。

本日の指標は、正午前後に日・日銀金融政策金利&声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、15:45に仏・消費者物価指数、23:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。日銀の政策金利の発表内容を注視したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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