米・消費者物価指数(CPI)の結果に注目か

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米・消費者物価指数(CPI)の結果に注目か

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作成

2024.07.11

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最終更新

2025.06.25

米・消費者物価指数(CPI)の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・新規失業保険申請件数
  2. 2 米・消費者物価指数(CPI)

昨日の米国市場は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言で、「利下げ時期は近づいているものの、インフレのさらなる鈍化を確認したい」と発言。利下げに対して慎重な姿勢を見せた。ドル円は161.245から161.807まで上昇。先週付けた38年ぶりの高値となる161.951円に迫っている。また、ユーロドルは1.08103から1.08305まで上昇。先月の月足の始値に迫っている。

オセアニア市場は、NZ・準備銀行(中央銀行)が政策金利を発表。市場の予想通り、8会合連続で5.5%に据え置きとなった。また、声明では「予想されるインフレ鈍化に合わせて、時間とともに徐々に緩和されるだろう」との発言があり、早期の利下げ観測が高まった。発表後、NZドル円は99.022から先月の月足の終値付近である98.132まで下落した。

本日の指標は、8:30に米・クックFRB理事の発言、15:00に英・GDP、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数(CPI)、24:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札が予定されている。米・消費者物価指数(CPI)の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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