英・消費者物価指数の結果に注目か

streamline streamline

英・消費者物価指数の結果に注目か

icon

作成

2024.07.17

icon

最終更新

2025.06.25

英・消費者物価指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 NZ・第2四半期消費者物価指数
  2. 2 英・消費者物価指数

昨日の米国市場は、米商務省が6月の小売売上高を発表。結果は市場予想(-0.2%)を上回り、前月比0.0%と横ばいだった。年内利下げの期待を維持できないほど強い内容ではなかった。発表後、ドル円は158.251から158.854まで上昇、ユーロドルは1.09026から1.08755まで下落するも、両者ともその後は全戻しの形となった。また、金/米ドルは最高値を更新し、2,469.765まで上昇。

欧米市場は、独・欧州経済研究センター(ZEW)が7月の景況感指数を発表。結果は市場予想(42.0)を下回り、41.8だった。バンバッハ所長は発表文で、「経済見通しが悪化しつつある。ドイツの輸出が5月に予想以上の落ち込みとなったほか、フランスの政治的不透明感、欧州中央銀行(ECB)の今後の金融政策が明確でないことなどが、こうした展開につながった」との見方を示した。

本日の指標は、7:45にNZ・第2四半期消費者物価指数、10:10頃に日・日銀国債買い入れオペ、15:00に英・消費者物価指数、21:30に米・住宅着工件数、22:15に米・鉱工業生産、22:35に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。英・消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。