クロス円が下げ止まりを見せるか注視か

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クロス円が下げ止まりを見せるか注視か

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作成

2024.07.18

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最終更新

2025.06.25

クロス円が下げ止まりを見せるか注視か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・失業率
  2. 2 欧・ECB政策金利

昨日の米国市場は、米商務省が6月の住宅着工件数を発表。結果は市場予想(131万戸)を上回り、135万3000戸だった。集合住宅が堅調だったのを受けて増加した。また、昨日のドル円は158.622から156.054までの大きな下落となった。市場では日本の国会議員が日銀に利上げを求めたことが一因との憶測が出ている。

欧米市場は、英・国立統計局(ONS)が6月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想(1.9%)を上回り、前年同月比で2.0%の上昇となった。イングランド銀行(BOE)が物価目標とする2%の水準を保った形となり、利下げに踏み切るとの観測が後退した。発表後、ポンドドルは1.29690から1.30445まで上昇。今年の最高値を更新した。また、ポンド円は204.766から205.142まで上昇するも、その後強い円買いが入り203.069まで下落した。

本日の指標は、10:30に豪・失業率、15:00に英・失業率、21:15に欧・ECB政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見が予定されている。クロス円が下げ止まりを見せるか注視したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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