米・雇用統計の結果に注目か

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米・雇用統計の結果に注目か

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作成

2024.08.02

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最終更新

2025.06.25

米・雇用統計の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・第2四半期生産者物価指数
  2. 2 米・雇用統計

昨日の米国市場は、米供給管理協会(ISM)が7月の製造業景気指数を発表。結果は市場予想(49.0)を下回り、46.8だった。前回の48.5からも低下となり、昨年11月以来8カ月ぶりの低水準となった。これで拡大・縮小の分岐点となる50も4カ月連続で下回ることとなる。発表後、ドル円は150.534から150.069まで下落。ドル円は週足のトレンドラインに支えられており、これを下回ると更なる下落が想定される。

欧州市場は、英・中央銀行(イングランド銀行)は政策金利を発表。予定通り0.25%引き下げ、5.0%にした。利下げは2020年3月以来、4年5カ月ぶり。ベイリー総裁は「物価上昇圧力は十分に和らいだ。今後の追加利下げは慎重に進める」と発言。発表後、ポンドドルは1.27501まで下落した。ベイリー総裁の発言後は反転上昇したが、NY時間では1.27501を下回る下落となった。

本日の指標は、10:30に豪・第2四半期生産者物価指数、15:30にス・消費者物価指数、15:45に仏・鉱工業生産、21:30に米・雇用統計、23:00に米・製造業受注指数が予定されている。米・雇用統計の結果の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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