米ドル売りの流れが継続するか注目か

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米ドル売りの流れが継続するか注目か

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作成

2024.08.28

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最終更新

2025.06.25

米ドル売りの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・消費者物価指数
  2. 2 米・週間原油在庫

昨日の米国市場は、米調査会社コンファレンス・ボードが8月の米消費者信頼感指数を発表。結果は市場予想(100.5)を上回り、103.3だった。2月以来、6カ月ぶりの高水準となった。足元の景況感を示す指数と短期的な見通しを示す指数の両方が改善した。発表後、ドル円は144.499から144.204まで下落。

欧州市場は、独・連邦統計庁が第2四半期の国内総生産(GDP)を発表。結果は市場予想通りの前期比0.1%減だった。投資と個人消費が経済の重しとなり、長年の停滞からようやく脱却できるという期待は遠のいた。発表後、ユーロドルは1.11650から1.11714まで上昇。一方、英・産業連盟(CBI)が8月の流通業動向調査を発表。結果は前回7月の-30から改善し、-20だった。ただ、マイナスの数字が3カ月連続となった。発表後、ポンドドルは1.32348から1.32176まで下落。

本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数、14:15に米・ウォラーFRB理事の発言、15:45に仏・消費者信頼感指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が予定されている。米ドル売りの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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