欧・ECB政策金利が追加利下げとなるか注目か

streamline streamline

欧・ECB政策金利が追加利下げとなるか注目か

icon

作成

2024.09.12

icon

最終更新

2025.06.25

欧・ECB政策金利が追加利下げとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・ECB政策金利
  2. 2 米・生産者物価指数

昨日の米国市場は、米労働省が8月の消費者物価指数(CPI)を発表。前年同月比2.5%上昇となり、前月(2.9%)も市場予測(2.6%)も下回った。伸び率が前月を下回るのは5カ月連続。発表後、ユーロドルは1.10427から1.10033まで下落。一方、米民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領による初の大統領候補討論会が行われた。経済、移民、人工妊娠中絶などを巡って激しい論戦が繰り広げられた。討論会後の緊急世論調査では、ハリス氏が「勝利」したとの見方が強まった。

アジア市場は、日本銀行の中川順子審議委員が、「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、金融緩和の緩和度合いを調整していく」と発言。今後の追加利上げに前向きな姿勢を示した。その後、円高が進み、ドル円は約8カ月ぶりに140円台をつけた。

本日の指標は、10:00に日・田村日銀審議委員の発言、21:15に欧・ECB政策金利&声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言が予定されている。欧・ECB政策金利が予想通り追加利下げされるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。