ドル買い・円売りの流れが継続するか注目か

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ドル買い・円売りの流れが継続するか注目か

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作成

2024.10.07

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最終更新

2025.06.25

ドル買い・円売りの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・小売売上高
  2. 2 米・ボウマンFRB理事の発言

先週末の米国市場は、労働省が9月の雇用統計を発表。非農業部門の就業者数は前月より25万4,000人増加し、市場予想(15万人)を大きく上回った。また、失業率は4.1%と前月から0.1ポイント低下し、2か月連続で改善している。これによりFRBは利下げを急がないとの見方が広がった。シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、この結果を「素晴らしい」と評価し、米経済が完全雇用と低インフレを維持できるとの自信が高まると述べた。ドル円の週足は大きな陽線で終え、75SMAを上抜けている。

欧州市場は、S&Pグローバルが9月の英・建設業購買担当者景気指数(PMI)を発表。結果は市場予想(53.3)を大きく上回り57.2と、2022年4月以来の高水準を記録した。特に土木建築が急増し、住宅建設も改善した。ポンドドルの週足は大きな陰線で終え、去年の最高値水準に位置している。

本日の指標は、14:00に日・景気先行CI指数、15:00に独・製造業受注、英・ハリファックス住宅価格、18:00に欧・小売売上高、26:00に米・ボウマンFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高が予定されている。豪は祝日で休場。ドル買い・円売りの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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