植田日銀総裁の発言にも注目か

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植田日銀総裁の発言にも注目か

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作成

2024.10.18

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最終更新

2025.06.25

植田日銀総裁の発言にも注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・全国消費者物価指数
  2. 2 英・小売売上高

昨日の米国市場は、米商務省が9月の小売売上高を発表。結果は前月比0.4%増の7,143億5,800万ドルとなり、市場予想(0.3%増)を上回った。これで4カ月連続で予想を上回り、個人消費の堅調さが示された。一方、米労働省が12日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は市場予想(26万件)を下回り、24万1,000件だった。発表後、ドル円は149.494から150.076まで上昇。約2ヶ月ぶりに150円台に戻ってきた。

欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)は理事会で政策金利を0.25%引き下げ、2会合連続の利下げを決定。政策金利は3.25%に設定された。金利引き下げ幅は前回と同じで、インフレ鈍化が予想以上に進むリスクを考慮した結果とされた。声明では「インフレ鈍化は順調」としつつ、景気減速による影響を指摘。利下げペースは今後の経済データ次第とした。市場は少なくとも2025年春まで利下げが続くと予測している。

本日の指標は、8:30に日・全国消費者物価指数、15:00に英・小売売上高、21:30に米・住宅着工件数、25:10に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。日・全国信用組合大会での植田日銀総裁の発言にも注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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