ドル買いの流れが継続するか注目か

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ドル買いの流れが継続するか注目か

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作成

2024.10.21

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最終更新

2025.06.25

ドル買いの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言
  2. 2 米・景気先行指数

先週末の米国市場は、米商務省が9月の住宅着工件数を発表。戸建て住宅着工件数の結果は前年同月比5.5%増の102万7,000戸で、4月以来5カ月ぶりの高水準に達した。ローン金利の低下が戸建て住宅の着工増加につながった。一方、全体の住宅着工件数は前月比0.5%減の135.4万戸で、市場予想(135.0万戸)を上回った。ドル円の週足は3週連続で陽線となっており、依然として上昇の勢いが強い。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が9月の小売売上高を発表。結果は前月比0.3%増と市場予想(0.3%減)を上回った。iPhoneの最新モデルなどのハイテク製品の発売が売上増加に寄与した。この予想外の増加を受け、ポンドドルは1.30229から1.30706まで上昇。その後は1時間足の200SMAに上値を押さえつけられた形となっている。なお週足は20SMAで反発を見せている。

本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、10:00に豪・ハウザーRBA副総裁の発言、15:00に独・生産者物価指数、21:55に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:00に米・景気先行指数が予定されている。ドル買いの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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