米が休場の中、ドル買いが継続するか注目か

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米が休場の中、ドル買いが継続するか注目か

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作成

2024.11.11

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最終更新

2025.06.25

米が休場の中、ドル買いが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表
  2. 2 日・景気ウォッチャー調査

先週末の米国市場は、ミシガン大学が11月の消費者信頼感指数を発表。結果は市場予想(71.0)を上回り73.0と、前月の70.5から上昇し、4月以来の高水準となった。共和党支持者の見通し改善が影響した。一方、1年先の期待インフレ率は2.6%と前月から低下し、2020年12月以来の低水準となったが、5年先の期待インフレ率は3.1%と前月から上昇した。ドル円の週足は6か月ぶりの陰線となっている。

欧州市場は、英・イングランド銀行のチーフエコノミストを務めるヒュー・ピル氏が、「英国経済が新たな大混乱を避けられるかが将来の利下げの鍵だ」と発言。トランプ前大統領の大統領選勝利により、世界的な貿易戦争のリスクが高まる中、物価上昇圧力の後退が続けば英中銀が追加緩和に踏み切る可能性もあるとし、国内外の激動により政策修正を強いられるリスクが依然として大きいと警告した。ポンドドルの週足は6週連続陰線で、200SMAに支えられている。

本日の指標は、8:50に日・貿易収支、日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表、14:00に日・景気ウォッチャー調査が予定されている。米が祝日で休場の中、ドル買いが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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