欧・ECB政策金利が予定通り利下げとなるか注目か

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欧・ECB政策金利が予定通り利下げとなるか注目か

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作成

2024.12.12

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最終更新

2025.06.25

欧・ECB政策金利が予定通り利下げとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・生産者物価指数
  2. 2 欧・ECB政策金利

昨日の米国市場は、米労働省が11月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想通り前年同月比で2.7%上昇し、2カ月連続で加速した。トランプ次期大統領の政策がインフレを再燃させかねないとの指摘もあり、先行きは予断を許さない状況。高インフレが続く中、米連邦準備理事会(FRB)の高官は、来年の利下げを急がない姿勢を示している。

アジア市場は、日銀が11月の企業物価指数を発表。結果は124.3となり、前年同月比3.7%上昇した。コメの価格高騰が全体を押し上げたほか、政府補助金縮小の影響で電気代や都市ガス代の上昇も寄与した。また、日銀が「消費者物価の上昇に加速感が見られず、海外経済の不確実性が強まっている中で、追加利上げを急ぐ状況にはないと認識している」との報道があり、その後ドル円は150.981から152.443まで急騰した。

本日の指標は、9:30に豪・失業率、17:30にスイス・SNB政策金利&声明発表、22:15に欧・ECB政策金利&声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見が予定されている。欧・ECB政策金利が予定通り利下げとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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