米・FOMC政策金利が予定通りの利下げとなるか注目か

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米・FOMC政策金利が予定通りの利下げとなるか注目か

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作成

2024.12.18

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最終更新

2025.06.25

米・FOMC政策金利が予定通りの利下げとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・FOMC政策金利
  2. 2 英・消費者物価指数

昨日の米国市場は、米商務省が11月の小売売上高を発表。結果は市場予想(0.5%増)を上回り、前月比0.7%増の7,246億900万ドル(約111兆円)となった。プラスは3カ月連続で、年末商戦の堅調さが示された。自動車・同部品が2.6%増、無店舗小売りが1.8%増と牽引した一方、外食は0.4%減、衣料品も0.2%減少した。分野によるばらつきが見られたが、全体として6カ月連続で市場予想を上回る結果となった。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が8─10月の賃金上昇率を発表。結果はボーナスを除く平均週給で市場予想(5.0%)を上回り、前年同期比5.2%と前回の4.3%から急上昇した。特に民間部門は5.4%増で、今年3─5月以来の高水準となった。一方、失業率は4.3%で前回と同水準となっている。賃金の急上昇により、イングランド銀行(英中銀)が利下げペースへの懸念を強める可能性がある。

本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、22:30に米・住宅着工件数、28:00に米・FOMC政策金利&声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。米・FOMC政策金利が予定通りの利下げとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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