日本が年の連休明けの中、円買いが続くか注目か

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日本が年の連休明けの中、円買いが続くか注目か

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作成

2025.01.06

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最終更新

2025.06.25

日本が年の連休明けの中、円買いが続くか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 独・消費者物価指数
  2. 2 米・製造業受注指数

先週末の米国市場は、米サプライマネジメント協会(ISM)が昨年12月の製造業景況感指数を発表。結果は市場予想(48.0)を上回り49.3と、前月から0.9ポイント上昇。24年3月以来の高水準となり、2カ月連続の上昇を記録。好不況の分かれ目である50を9カ月連続で下回っているものの、製造業活動に持ち直しの兆しが見られる。ドル円の週足は5週ぶりの陰線となった。

欧州市場は、独・連邦雇用庁が昨年12月の失業者数を発表。結果は前月比1万人増の287万人となり、市場予想(1万5000人増)を下回った。同庁は「冬休みに伴い失業率と不完全雇用が例年通り増加した」と説明しているが、景気見通しの悪化により失業者数の増加傾向は続くと見られ、2025年初めには約10年ぶりに300万人を超えると予測されている。ユーロドルの週足は5週連続で陰線となっており、依然としてユーロの弱さが際立っている。

本日の指標は、18:00に欧・非製造業PMI、18:30に英・非製造業PMI、22:00に独・消費者物価指数、24:00に米・製造業受注指数、27:00に米・3年債入札が予定されている。日本が年の連休明けの中、先週の円買いが続くか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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