日本が祝日で休場の中、円買いが継続するか注目か

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日本が祝日で休場の中、円買いが継続するか注目か

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作成

2025.01.13

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最終更新

2025.06.25

日本が祝日で休場の中、円買いが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1NZ・住宅建設許可
  2. 2米・財政収支

先週末の米国市場は、米労働省が昨年12月の雇用統計を発表。結果は非農業部門の就業者数が25万6000人増加し、市場予想(16万人)を大幅に上回った。一方、失業率は前月比0.1ポイント低下の4.1%だった。堅調な雇用増加を背景に、FRBは経済の安定に自信を深めており、利下げを急がない姿勢を示している。ドルの強さは変わらず、ドル円は一時158.874まで上昇。ドル円の週足は陽線で終えている。

アジア市場は、日・内閣府が昨年11月の景気動向指数(CI)を発表。結果は一致指数が前月比1.5ポイント低下の115.3と、3カ月ぶりに減少。自動車の生産や半導体製造装置の伸び鈍化が影響した。一方、冬物衣料の販売は堅調で、景気基調判断は「下げ止まりを示している」と7カ月連続で据え置き。先行指数も107.0で前月比2.1ポイント低下し、3カ月ぶりに低下した。円が買われ・欧州通貨が売られる流れが続いており、ユーロ円、ポンド円の週足は2週連続で陰線となっている。

本日の指標は、6:45にNZ・住宅建設許可、28:00に米・財政収支が予定されているが、注目度の高い経済指標はない。日本が祝日で休場の中、円買いの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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