英・小売売上高の結果に注目か

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英・小売売上高の結果に注目か

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作成

2025.01.17

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最終更新

2025.06.25

英・小売売上高の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・小売売上高
  2. 2 米・住宅着工件数

昨日の米国市場は、米商務省が昨年12月の小売売上高を発表。結果は前月比+0.4%の7291億9100万ドル(約113兆円)となり、7カ月ぶりに市場予想(+0.5%)を下回った。年末商戦ではオンライン販売が好調だった一方、インフレや高金利の影響で住宅関連や外食などの不急支出を控える傾向が見られた。ドル円は「日銀が来週会合で利上げの公算大」という報道の影響もあり、円買いが進行。2日連続で大きな陰線を形成しており、約300pipsの下落となっている。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が昨年11月の国内総生産(GDP)を発表。結果は市場予想(+0.2%)を下回り前月比+0.1%となった。9月と10月のGDPはともに前月比-0.1%だったため、3カ月ぶりの増加となった。この予想を下回る結果を受け、ポンド売りが優勢となり、ポンド円は190.432まで下落、ポンドドルは1.21985まで下落した。

本日の指標は、6:30にNZ・製造業PMI、16:00に英・小売売上高、19:00に欧・消費者物価指数、22:30に米・住宅着工件数、23:15に米・鉱工業生産が予定されている。英・小売売上高の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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