米・休場の中、トランプ大統領の演説内容に注目か

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米・休場の中、トランプ大統領の演説内容に注目か

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作成

2025.01.20

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最終更新

2025.06.25

米・休場の中、トランプ大統領の演説内容に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・大統領就任式
  2. 2 米・トランプ大統領による就任演説

先週末の米国市場は、米商務省が昨年の住宅着工件数を発表。結果は136万4000戸と、5年ぶりの低水準となった。ローン金利の高止まりが住宅購入者の負担となり、さらにハリケーン被害が着工減少の一因となった。一方、日銀の利上げ報道の影響もあり、ドル円の週足は陰線となっているが、一目均衡表の雲で反発している。日銀の利上げが相場に織り込み済みかどうか注視したい。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が昨年12月の小売売上高を発表。結果は市場予想(0.4%増)を下回り、前月比0.3%減となった。食品販売が2013年以来の低水準に落ち込み、特にスーパーマーケットが影響を受けたことが要因とされている。この結果、第4四半期のGDPがマイナス成長となるリスクが浮上し、来月の利下げ観測が強まった。ポンドドルの週足は3週連続の陰線となり、昨年10月の安値に迫る勢いの下落となっている。

本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、16:30にスイス・生産者輸入価格、25:30に米・大統領就任式、26:00に米・トランプ大統領による就任演説が予定されている。米国は祝日で休場の中、トランプ大統領による就任演説の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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