ドル安の流れが継続するか注目か

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ドル安の流れが継続するか注目か

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作成

2025.01.27

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最終更新

2025.06.25

ドル安の流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 2 米・新築住宅販売件数

先週末の米国市場は、S&Pグローバルが1月の米総合PMIを発表。結果は52.4と、前月の55.4から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。サービス部門の低迷が主因だが、製造業はトランプ政権下の規制緩和、減税、保護主義の高まりから7カ月ぶりに拡大した。一方、トランプ大統領が「デジタル金融テクノロジーにおける米国のリーダーシップ強化」を掲げた大統領令に署名し、デジタル資産業界の成長支援を表明。暗号資産の国家的意義を強調し、同分野の発展に向けた方針を示した。

アジア市場は、日銀は金融政策決定会合で、賃上げの広がりや経済・物価の見通しを理由に、政策金利を17年ぶりの高水準となる0.5%に引き上げることに決定した。植田総裁は、経済・物価が見通しどおり推移すればさらなる利上げを検討すると述べつつ、調整のタイミングについては「予断なし」と発言。次回の利上げが0.75%となれば30年ぶりの高水準となる。ドル円の週足は昨年9月以来の2週連続陰線となった。

本日の指標は、17:10に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:00に独・IFO景況指数、24:00に米・新築住宅販売件数が予定されている。豪は祝日で休場。ドル安の流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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