円高の流れが継続するか注目か

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円高の流れが継続するか注目か

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作成

2025.01.28

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最終更新

2025.06.25

円高の流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・耐久財受注
  2. 2 米・消費者信頼感指数

昨日の米国市場は、商務省が昨年12月の新築住宅販売件数を発表。結果は年率換算で69万8,000戸と前年同月比6.7%増加。3カ月ぶりの高水準となった。前月比でも3.6%増で、市場予想(67万1,000戸)を上回った。一方、トランプ大統領はコロンビアが軍用機での不法移民の受け入れに合意したため、制裁関税を撤回すると発表。この影響でドル円のショートカバーが入ったものの円買い優勢は収まらず、ドル円の日足は3日連続で陰線を記録した。

欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がハンガリーで開催された中銀に関する会議にビデオを通じて参加。中央銀行の独立性が一部で疑問視されており、政治的影響が強まるとインフレ抑制能力が損なわれる可能性があると警告した。一方、ECBのチポローネ専任理事は、トランプ米大統領が推進するドル連動型暗号資産「ステーブルコイン」に対抗し、ユーロ圏で「デジタルユーロ」の導入が必要と主張した。

本日の指標は、9:30に豪・NAB企業景況感指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、22:30に米・耐久財受注、24:00に米・消費者信頼感指数が予定されている。円高の流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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