英・BOE政策金利が据え置きとなるか注目か

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英・BOE政策金利が据え置きとなるか注目か

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作成

2025.11.06

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最終更新

2025.11.06

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英・BOE政策金利が据え置きとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・BOE政策金利
  2. 2 英・ベイリーBOE総裁の記者会見

昨日の米国市場は、米ADPリサーチ・インスティテュートが10月の全米雇用報告を発表。民間雇用者数の結果は4万2000人増と市場予想(2万8000人増)を上回り、雇用の回復が示された。一方、米供給管理協会(ISM)が非製造業総合指数を発表。結果は市場予想(50.8)を上回り52.4と、前月の50.0から上昇した。予想より強い結果を受け、米景気減速への懸念が和らぐと投資家のリスク回避姿勢が後退。米10年債利回りが4.16%台まで上昇すると、ドル円は154.354まで上昇した。

アジア市場は、日銀が9月18~19日の金融政策決定会合の議事要旨を公表。複数の委員が「利上げに向けた条件が整いつつある」と指摘した一方で、米経済の下振れリスクや海外経済の影響を受けやすい日本経済の特性を踏まえ、慎重な姿勢を示したことが分かった。会合では高田創・田村直樹両審議委員が0.75%への利上げを提案したが、反対多数で否決された。

本日の指標は、9:30に豪・貿易収支、21:00に英・BOE政策金利&声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、25:00に米・バーFRB理事の発言が予定されている。英・BOE政策金利が据え置きとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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