英・消費者物価指数の結果に警戒か

streamline streamline

英・消費者物価指数の結果に警戒か

icon

作成

2025.03.26

icon

最終更新

2025.06.25

英・消費者物価指数の結果に警戒か

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・消費者物価指数
  2. 2 英・消費者物価指数

昨日の米国市場は、コンファレンス・ボード(CB)が3月の消費者信頼感指数を発表。結果は92.9と、前月比7.2ポイント低下し、4年以上ぶりの低水準となった。低下は4カ月連続で、市場予想の94.0も下回った。この結果を受け、債券市場では利回りが低下。トランプ大統領が先日、関税措置に柔軟な姿勢を示したものの、市場の楽観的な見方は不確実な経済見通しによって相殺され、ドル円は149.545まで下落した。

アジア市場は、日銀が1月の金融政策決定会合の議事要旨を公表。ある委員が「2025年度後半に1%程度を念頭に利上げが望ましい」と主張していたことが判明した。また、経済・物価が見通し通りなら追加利上げを進めるべきとの見方は一致していた。一方、植田総裁は参院財政金融委員会で、日銀保有のETF売却について「市場環境を考慮し適正な対価で売却する」と述べた。損失回避と市場の混乱防止に配慮する考えも強調した。

本日の指標は、9:30に豪・消費者物価指数、16:00に英・消費者物価指数、21:30に米・耐久財受注、23:30に米・週間原油在庫、26:10に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。英・消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。