米・消費者信頼感指数の結果に注目か

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米・消費者信頼感指数の結果に注目か

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作成

2025.03.25

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最終更新

2025.06.25

米・消費者信頼感指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・消費者信頼感指数
  2. 2 米・新築住宅販売件数

昨日の米国市場は、米S&Pグローバルが3月の米総合PMI速報値を発表。結果は53.5と、前月の51.6から上昇した。寒さの緩和によりサービス業が回復し、総合PMIの押し上げ要因となった。一方、製造業PMIは49.8と前月の52.7から低下し、2カ月連続の上昇から再び縮小に転じ、市場予想(51.7)を下回った。トランプ政権の関税措置や連邦政府の支出削減への懸念が依然として景気見通しの重しとなっている。

欧州市場は、S&Pグローバルが3月のユーロ圏HCOB総合PMI速報値を発表。結果は50.4となり、2月の50.2から上昇し7カ月ぶりの高水準となった。サービス業は50.4と前月(50.6)から低下し、市場予想(51.0)を下回ったが、製造業PMIは47.6から48.7に改善し、市場予想(48.2)を上回った。特に工場の生産指数は50.7へと上昇し、2年ぶりに拡大へ転じた。

本日の指標は、8:50に日・BOJ議事要旨公表、18:00に独・IFO景況指数、21:40に米・クーグラーFRB理事の発言、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数が予定されている。米・消費者信頼感指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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