G20・G7財務相・中央銀行総裁会議の内容に注目か

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G20・G7財務相・中央銀行総裁会議の内容に注目か

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作成

2025.04.23

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最終更新

2025.06.25

G20・G7財務相・中央銀行総裁会議の内容に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・製造業PMI【速報値】
  2. 2 米・製造業PMI【速報値】

昨日の米国市場は、ベッセント米財務長官がJPモルガン主催の会議で、「米中双方の現状は持続不可能。貿易摩擦の緩和には期待するが、中国との交渉は長期戦になる」と発言。これを受けてドル買いが進み、トリプル安(株安・債券安・通貨安)が巻き戻され、ドル円は141.576まで上昇。ダウ平均は1,000ドル超高となり、米10年債利回りは4.37%台まで低下した。一方、ビットコイン/米ドルは急浮上し、日足の戻り高値を上抜け、週足20SMA付近まで上昇した。

欧州市場は、独・政府が2024年の経済成長予測を+0.3%からゼロに下方修正し、独・10年国債利回りが2.44%台へ低下。これを受け、ユーロドルは一時1.14620まで下落。一方、ECB理事カジミール氏は、インフレ目標の達成は数カ月以内としつつも、経済見通しの不確実性から今後の政策指針を示すのは困難との認識を示した。

本日の指標は、17:00に欧・製造業PMI【速報値】、17:30に英・製造業PMI【速報値】、22:45に米・製造業PMI【速報値】、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫が予定されている。G20・G7財務相・中央銀行総裁会議の共同声明の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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