米国の消費者物価指数の結果に注目か

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米国の消費者物価指数の結果に注目か

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作成

2025.07.15

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最終更新

2025.07.15

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米国の消費者物価指数の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 加・消費者物価指数
  2. 2 米・消費者物価指数

昨日の米国市場は、米10年債利回りが4.44%台へ上昇したことで円売り・ドル買いが進み、ドル円は147.780まで上昇した。一方、トランプ大統領が「金利は非常に高過ぎる。インフレはない。1%未満に引き下げるべきだ」と改めて早期大幅利下げを要求。また、本日ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊で開催されるイベントで、人工知能(AI)とエネルギー分野へ700億ドルの投資を発表する予定となっている。

欧州市場は、イングランド銀行のベイリー総裁は、トランプ政権が支持する暗号資産政策に対し慎重姿勢を示し、ステーブルコインに懐疑的な見解を表明。ステーブルコインは銀行預金と同様の安全策が講じられておらず、銀行システムから資金を吸い出すことで信用創造や金融政策の効果を弱める恐れがあると指摘した。一方、トランプ大統領はEUに対し8月1日から30%の関税を課すことについて、「欧州は協議を望んでおり、いつでも応じる用意がある」と発言した。

本日の指標は、18:00に独・ZEW景況感調査、21:30に加・消費者物価指数、米・消費者物価指数、29:00に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。米・消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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