米国のFOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

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米国のFOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

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作成

2025.07.30

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最終更新

2025.07.30

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米国のFOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・FOMC政策金利
  2. 2 加・BOC政策金利

昨日の米国市場は、米労働省が6月の雇用動態調査(JOLTS)を発表。求人件数の結果は743万7,000件と前月から27万5,000件減少し、市場予想(750万件)を下回った。特に宿泊・飲食サービス業での求人と採用が減少し、米労働市場の減速が示唆された。一方、米コンファレンス・ボードが発表した7月の米消費者信頼感指数は97.2と、前月改定値から2.0ポイント上昇し2カ月ぶりの高水準を記録。FOMCや日銀会合、週末の米雇用統計など重要イベントを控え、市場には様子見ムードが広がり、ドル円は方向感に乏しい展開となった。

欧州市場は、米国と欧州連合(EU)の貿易交渉合意を受け、投資家心理は一時的に改善したものの、合意内容への不透明感から欧州経済の先行き不安も浮上。ユーロドルが一時1.15189と6月23日以来の安値を更新した。

本日の指標は、10:30に豪・第2四半期消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用統計、22:45に加・BOC政策金利&声明発表、27:00に米・FOMC政策金利&声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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