日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談に注目か

streamline streamline

日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談に注目か

NEW
icon

作成

2025.11.18

icon

最終更新

2025.11.18

NEW
日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談
  2. 2 豪・RBA議事録公表

昨日の米国市場は、米11月NY連銀製造業景気指数は+18.7と予想に反して上昇し、昨年11月以来の高水準となった。2カ月連続のプラスで、労働市場の持ち直しも示唆された。この結果を受けて、ドル円は155.306まで上昇。2月以来の高値を記録。なお、ジェファーソンFRB副議長は「政策金利が中立に近づくほど慎重さが必要」と発言。一方、ウォラーFRB理事は「12月の利下げをリスク管理の観点から支持する」と述べ、FRB内の見解の違いが改めて浮き彫りとなった。

アジア市場は、日・内閣府が2025年7~9月期GDP速報値を発表。実質GDPの結果は前期比0.4%減、年率1.8%減となり、6四半期ぶりのマイナス成長となった。一方、名目GDPは前期比0.1%増と小幅な伸びにとどまった。こうした中、高市首相は本日、就任後初めて日銀の植田総裁と会談する。日銀は追加利上げの時期を探る一方、高市首相は景気優先で利上げに慎重姿勢を示しており、両者の見解の違いから会談内容に注目が集まっている。

本日の指標は、9:30に豪・RBA議事録公表、15:30に日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談、24:30に米・バーFRB理事の発言が予定されている。日・高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。