野口日銀審議委員の発言に注目か

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野口日銀審議委員の発言に注目か

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作成

2025.11.27

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最終更新

2025.11.27

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野口日銀審議委員の発言に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 NZ・第3四半期小売売上高
  2. 2 野口日銀審議委員の発言

昨日の米国市場は、米労働省が11月22日までの週の新規失業保険申請件数を発表。結果は前週から6,000件減の21万6,000件となり、7カ月ぶりの低水準を記録した。市場予想の22万5,000件も下回ったが、依然として新規雇用の伸びは鈍いとみられている。この結果を受けてドル買いが先行し、ドル円は156.737まで上昇。その後は米感謝祭の祝日を控え、市場参加者が減少したことで徐々に値動きが落ち着く展開となった。

オセアニア市場は、豪・統計局が10月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年比3.8%上昇と、4カ月連続の加速となった。市場予想の3.6%も上回り、インフレ再加速を示す内容から、豪州では金融緩和サイクル終了の見方が強まった。一方、NZ準備銀行は政策金利を2.5%から0.25ポイント引き下げ2.25%とし、3年ぶりの低水準となった。景気回復を下支えするため追加緩和に踏み切った。

本日の指標は、6:45にNZ・第3四半期小売売上高、10:30に日・野口日銀審議委員の発言、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:30に加・第3四半期経常収支が予定されている。米は祝日で休場。野口日銀審議委員の発言に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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