米・ISM非製造業景況指数の影響に注目か

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米・ISM非製造業景況指数の影響に注目か

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作成

2025.12.03

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最終更新

2025.12.03

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米・ISM非製造業景況指数の影響に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・ISM非製造業景況指数
  2. 2 豪・第3四半期GDP

昨日のオセアニア市場は、NZ準備銀行のブレマン新総裁が、経済成長を下支えしつつインフレを低く安定させることが最優先と強調し、金融政策の透明性向上にも取り組む姿勢を示した。NZ経済は低迷が続き、失業率は9年ぶりの高水準。一方でインフレ率は3%と目標レンジ上限に達している。一方、豪・統計局の発表では政府支出が第3四半期GDPを0.4ポイント押し上げ、企業投資とともに成長が上振れする可能性が示唆された。

欧州市場は、EU統計局が11月のユーロ圏CPI速報値を発表。結果は前年同月比2.2%上昇し、市場予想の2.1%をわずかに上回った。これを受け、市場ではECBが12月の利下げを見送るとの見方が引き続き優勢となっている。一方、プーチン露大統領が「欧州が戦争を望むなら準備はできている」と発言したことで、欧州の地政学リスクが意識され、ユーロドルは一時1.15912まで下落した。

本日の指標は、7:00に豪・ブロックRBA総裁の発言、9:30に豪・第3四半期GDP、17:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:15に米・ADP雇用統計、24:00に米・ISM非製造業景況指数が予定されている。米・ISM非製造業景況指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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