バックテスト

streamline streamline

バックテスト

読み方 ばっくてすと
同義語 過去検証
対義語 フォワードテスト

バックテストとは、自動売買プログラムや裁量トレード手法の売買戦略を過去の値動きに当てはめてみて、どのような成績になるのかを検証する作業のことです。

バックテストを行う方法は、過去のチャートをたどって手動で行う方法や、バックテストに特化したツールを使う方法などいくつかあります。自動売買のバックテストには、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のバックテスト機能であるストラテジーテスターがよく利用されます。

ストラテジーテスターによるバックテスト ストラテジーテスターによるバックテスト

ストラテジーテスター機能では、MT4/MT5内に保存された過去の値動きのデータを基に、自動売買プログラムであるエキスパートアドバイザ(EA)を「もし過去のある期間に稼働させていたらどうなっていたか」という結果を計算します。口座残高の増減だけでなく、勝率、損益率、最大連敗数、最大ドローダウンなどさまざまな成績を知ることができ、EAの運用計画に役立てることができます。

point バックテストとフォワードテストの違い

バックテストの反対語は、過去ではなく未来の値動きで検証するフォワードテストです。過去のデータを用いるバックテストは、長期にわたって検証が行うことができるというメリットがあります。一方、ある銘柄の過去の値動きは事前に分かっているため、特に自動売買プログラムでは、過去の値動きに基づいて良い成績を上げられるように売買戦略を調整した過剰最適化が問題になることがあります。この過剰最適化を避けるために未来の値動きで検証を行うフォワードテストも重視されます。

icon

作成日

2021.02.17

icon

最終更新

2024.11.26

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。