GMMAとは、期間の異なる指数平滑移動平均線(EMA)を12本描画するトレンド系指標で、線同士の位置関係からトレンドの方向性や強弱を判断することができます。正式名称は、開発者であるGuppy氏の名前を冠した「Guppy Multiple Moving Average」で、「複合型移動平均線」とも呼ばれます。
GMMAでは、12本のEMAを短期線グループ(期間3・5・8・10・12・15)と長期線グループ(期間30・35・40・45・50・60)に色分けし、短期線グループが上にある場合は上昇トレンド、逆に長期線グループが上にある場合は下降トレンドであると判断します。
また、短期線グループと長期線グループの間の間隔によってトレンドの強さを測ることができます。間隔が広い場合はトレンドが強く、狭い場合はトレンドが弱いと判断します。
移動平均線は一般的に短期、中期、長期の3本を並べて、トレンドや価格乖離などを観察するのに用いられます。それをさらに発展させたのが、このGMMAです。
ローソク足>短期線グループ>長期線グループという位置関係のときは、強いトレンドが発生していると考えられます。この位置関係が崩れるときにトレンドの転換が示唆され、GMMAやローソク足が絡み合うとトレンドが否定されます。その絡みがほどけて、また綺麗な位置関係になると、新たなトレンドが発生したと判断することができます。
作成日
:
2021.02.17
最終更新
:
2024.11.18
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