大型株

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大型株

読み方 おおがたかぶ
対義語 小型株

大型株とは、株式市場において時価総額・流動性共に大きい銘柄の総称です。株式は、一般的に大型株・中型株・小型株に区分され、基準は証券取引所や指数算出企業によって異なります。東京証券取引所の場合は、規模別株価指数の算出において、東証一部上場銘柄の中から時価総額と流動性が高い上位100銘柄を大型株に分類しています。

日本の株式市場を代表する株価指数であるTOPIXの値動きは、大型株の動向に連動します。大型株100社でTOPIXが代表する東証一部上場企業の時価総額の61%程度を占めているためです。大型株は流通している株数が多く、また常に注目され活発に売買されており、中型株・小型株に比べると株価の短期的な変動は比較的小さいです。

東京証券取引所における大型株の分類であるTOPIX 100に直接投資できる商品はありませんが、TOPIXに連動する投資信託や上場投資信託(ETF)を利用すれば近い運用結果が得られます。日経平均株価も大型株を多く含んでいますが、日本経済新聞社が独自に選んだ銘柄で構成されており、大型株全体の価格動向とは乖離があります。

米国株式では、日本でもよく報道されるニューヨークダウやS&P500、Russell 1000などが大型株の動向を示す指数として知られています。日本以外の先進国の大型株をカバーする指数であるMSCIコクサイ・インデックスに連動する商品も低コストで豊富に用意されており、分散投資の役に立ちます。

knowledge 外国人投資家の動向

世界の株式に投資している海外の機関投資家は日本株も多く売買しており、非常に大きい存在感を持っています。外国人投資家は保有割合で2~3割、売買代金のシェアでは6~7割を占めるといわれ、その多くはTOPIXや日経平均株価に連動する先物やETF、株式バスケットを利用しており、大型株の動向はこうした機関投資家の需給に大きく左右されます。為替の動向や季節要因なども含め、外国人投資家の動向は株式トレーディングを行う上でチェックが欠かせません。

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作成日

2021.05.14

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最終更新

2024.11.19

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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