ストップ高

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ストップ高

読み方 すとっぷだか
対義語 ストップ安

ストップ高とは、株式市場において1日に上昇した値幅があらかじめ設定された上限に達することを指します。ストップ高になると、当日はそれ以上の取引ができないようになり、株価上昇が止まります。一方、1日に下落した値幅が上限に達することはストップ安と呼びます。こうした制限値幅は、株価が無制限に高騰したり暴落したりすることがないようにするために設定されています。

ストップ高までの値幅は、株価の価格帯に応じて設定されており、前日の終値や最終気配値段などの基準値段と比較した値幅で判定します。例えば基準値段が650円の株式の場合、値幅制限は上下100円なので、550円になったらストップ安、750円になったらストップ高です。

ストップ安・ストップ高

こうしたストップ高の仕組みが設けられている目的は、投資家の保護です。カラ売りをしている投資家にとって急騰すると大きな損失が発生しますが、そこに上限が設定されることで損失の拡大を限定することができます。

point ストップ高の銘柄は買うべきか?

ストップ高になる銘柄には買い注文が殺到しており、その旺盛な購入意欲が続くのであればさらなる株価の上昇が期待できます。そのためストップ高の銘柄は注目されやすいのですが、翌日再びストップ高をつけるような上昇をするとは限らず、その後急落することもあり得ます。

ストップ高が発生する主な理由としては、発表された決算の内容が予想を上回るほど好調であった場合や、その銘柄が属している業界にとって追い風となるようなニュースが報道された場合など、さまざまです。

なお、ストップ高・ストップ安による値幅制限の仕組みは日本やアジアの市場に多く見られるもので、ニューヨークやロンドンなど欧米の市場にはないものです。そのため、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場など米国の株式市場では時折、日本では考えられないような株価変動が起きることがあります。

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作成日

2021.07.16

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最終更新

2024.11.22

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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