SUSHI

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SUSHI

読み方 すし

SUSHIは、分散型取引所(DEX)であるSushiSwapで発行される独自のガバナンストークンです。なお、ガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)のサービスにおいて、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンのことです。

SUSHI

SUSHIは、SushiSwapのプールに仮想通貨を預け流動性を提供することで、手数料や追加の報酬として配布されます。SushiSwapは日本をイメージしたDEXであるため、流動性を提供しSUSHIを受け取ることを「寿司を握る」と表現します。

SUSHI

もともと、Sushi Swap自体が創設者Chef Nomi氏によって、Uniswapをコピーすることで開発されました。コピーで開発された分散型取引所ではあったものの、Uniswapとは違い流動性を提供した人にSUSHIを配布することで人気が出ました。SUSHIの価格は人気と共に上昇し、仮想通貨取引所のBinanceやFTXへ短期間で上場したことなどから、Uniswapと並んでDeFiの名を広めました。

しかし、創設者であるChef Nomi氏が保有するSUSHIをイーサリアムと交換したことを契機として、SUSHIの価格は最高値から70%近く暴落しました。その後、価格の低迷が続きましたが、レンディングプラットフォームである「Kashi(貸し)」やトークン保管のための「BentoBOX(弁当箱)」をリリースするなど開発が継続し、また、相場全体が好転したことなどを受け、SUSHIの価格は暴落前以前の高値を回復しました。

SushiSwapは日本をイメージしたDEXではありますが、Chef Nomi氏は匿名の創設者であり、サービスに日本語が使われておらず日本で普及が進んでいないことからも、日本人開発者や日本とは関係ない取引所とみなされています。

knowledge SUSHIは日本で支払いに使える

SUSHIが寿司にちなんでいることから、SUSHIによる決済をスタートさせたお寿司屋さんが存在します。銀座渡利では2021年にSUSHIによる決済を導入しました。さらに銀座渡利では独自に江戸前寿司の包丁さばきやネタをNFT化し、「マグロ」「コハダ」「アジ」などを「SUSHI TOP SHOT」として販売しました。SUSHI TOP SHOTの保有者には優待特典が用意され、銀座渡利をSUSHIで決済した方にレアなSUSHI TOP SHOTを配布するなどのキャンペーンが行われています。

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作成日

2021.09.29

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最終更新

2024.11.21

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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