仮想専用サーバ

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仮想専用サーバ

読み方 かそうせんようさーば
同義語 VPS

仮想専用サーバ(VPS)とは、サーバホスティング業者からサーバをレンタルするサービスの一種で、実際には大きな容量を持ったサーバを小分けにして、それぞれのユーザーが専用サーバのように利用できるサービスのことです。英語では「Virtual Private Server」と表記され、その略称としてVPSと呼ばれます。

FXでは、自動売買ツールであるMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のエキスパートアドバイザ(EA)を24時間稼働させるために使用されます。EAを稼働させるには、MT4/MT5本体を立ち上げておく必要があるため、MT4/MT5をインストールさせたPCも24時間稼働させておく必要があります。しかし、それではPCの消耗や意図しない停止などにつながるため、仮想専用サーバが利用されます。

仮想専用サーバには、PCやモバイルデバイスからリモートアクセスを行い、操作します。サーバで使用するOSを選択できるようにしているサービスが多く、Windows OSなど使い慣れたものを選択すれば、特別な知識を持っていなくても利用することができるため、EA利用者の間で広く使用されています。

仮想専用サーバの仕組み

月額数千円程度で利用できるプランが多く、OSの性能が上がるほど利用料金も高額になりますが、その分処理能力が上がり、多くのEAを稼働させることができるようになります。

仮想専用サーバの仕組み
point FX会社に近いVPSが好まれる

注文を出した場所とFX会社のサーバとの間の物理的距離が遠ければ遠いほど、通信の遅延(レイテンシー)が発生しやすくなり、その結果スリッページも発生しやすくなります。そのため、VPSサービスを選ぶ際には、FX会社のサーバの近くに立地するVPSが好まれます。レイテンシーは、例えば日本と欧州の間だと200ミリ秒(ミリ秒=1秒の1,000分の1)程度です。

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作成日

2021.03.31

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最終更新

2024.11.20

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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