欧州中央銀行の理事会(6日)に向けた動きに注視か

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欧州中央銀行の理事会(6日)に向けた動きに注視か

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作成

2024.06.03

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最終更新

2025.06.25

欧州中央銀行の理事会(6日)に向けた動きに注視か

今後の主な経済指標

  1. 1 中・財新製造業PMI
  2. 2 米・ISM製造業景況指数

先週末の米国市場は、米商務省が個人消費支出(PCE)物価指数を発表。市場の予想通り、前年比2.7%の上昇だった。NY株式市場は年内の利下げ期待に買い注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日に比べて574ドル84セント高い3万8,686ドル32セントだった。また、ドル円は先月の月足は陰線で終えたものの、まだまだ売りを狙う局面ではない。今月も引き続き積極的に押し目を狙っていきたい。

欧州市場は、欧州連合(EU)統計局がユーロ圏消費者物価指数を発表。ロイターがまとめた市場予想(2.5%)を上回り、前年比2.6%の上昇率だった。欧州中央銀行(ECB)はこれまで強く示唆してきた通り、今週6日の理事会で利下げを決めるとの見方が強い。ユーロドルの先週の週足が十字線で終えていることもあり、これから転換の下落の始まりになる可能性があることも視野に入れておきたい。

本日の指標は、10:45に中・財新製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数が予定されている。NZは国王誕生日のため休場。6日に欧州中央銀行(ECB)の理事会が控えている中、月明け・週明けとなる本日の動きを注視したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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