米・雇用統計でドル円の押し目の形成に注視か

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米・雇用統計でドル円の押し目の形成に注視か

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作成

2024.07.05

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最終更新

2025.06.25

米・雇用統計でドル円の押し目の形成に注視か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・雇用統計
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言

昨日の欧州市場は、英・建設業PMI(購買担当者景気指数)が発表された。結果は市場予想(54.1)を下回り、52.2だった。勢いに陰りが見られた。発表後、ポンドドルは1.27595から1.27503まで下落。また、英・総選挙の投票が締め切られ、野党・労働党が圧勝し、14年ぶりの政権交代が実現する見通しとなっている。本日昼頃にも大勢が判明する。

オセアニア市場は、豪・統計局が5月の貿易収支を発表。市場予想(63.28億豪ドル)を下回り、57.73億豪ドルの黒字だった。豪ドル円は、1991年8月の最高値である108.480付近で、豪ドル米ドルは今年つけた最高値である0.67336付近で値動きが停滞している。年内に追加利上げが実施されるのでないかという憶測により、値動きが限定されている様子。なお、米は独立記念日のため休場だった。

本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、18:00に欧・小売売上高、18:40に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計、26:15に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。米・雇用統計の結果でドル円の押し目が形成されるか注視したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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