ドル売りの流れが継続するか注目か

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ドル売りの流れが継続するか注目か

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作成

2024.08.14

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最終更新

2025.06.25

ドル売りの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 NZ・RBNZ政策金利
  2. 2 米・消費者物価指数

昨日の米国市場は、労働統計局が7月生産者物価指数(PPI)を発表。結果は市場予想(+0.2%)を下回り、前月比+0.1%となった。インフレ圧力が引き続き緩やかになっていることが示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が来月の会合で利下げを決定するとの観測が一段と高まった。発表後、ドル円は147.475から147.046まで下落。ユーロドルは今年8月初旬の高値である1.10083付近まで上昇した。

欧州市場は、英・政府統計局(ONS)が4-6月の失業率を発表。結果は市場予想(4.5%)に反して低下し、4.2%だった。足元の景気は底堅いことが示唆され、イングランド銀行(英中央銀行)の年内の追加利下げが確定とはならない可能性が出てきた。発表後、ポンドドルは1.27796から1.28096まで上昇。週足で作っていた三角持ち合い上抜けからのローリバが決まっている形となっている。

本日の指標は、11:00にNZ・RBNZ政策金利&声明発表、15:00に英・消費者物価指数、18:00に欧・第2四半期GDP、21:30に米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫が予定されている。ドル売りの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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