米・FOMC議事録公表に注目か

streamline streamline

米・FOMC議事録公表に注目か

icon

作成

2024.08.21

icon

最終更新

2025.06.25

米・FOMC議事録公表に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・週間原油在庫
  2. 2 米・FOMC議事録公表

昨日の米国市場は、ボウマンFRB理事がアラスカ州アンカレッジで開催されたアラスカ銀行協会で発言。「インフレの上振れリスクは依然として存在するものの、物価上昇率がさらに鈍化すれば、FRBが段階的に金利を引き下げるのは適切になる」とした。昨日のドル円は147.344から145.195まで下落。一方、雇用統計の大幅下方修正懸念により、今週開かれるジャクソンホール講演に影響が出るのではないかという声も市場では広がっている。

欧州市場は、独・連邦統計庁が7月の生産者物価指数(PPI)を発表。結果は市場予想(0.1%)を上回る、前月比0.2%だった。一方、欧州連合(EU)統計局が7月のユーロ圏消費者物価指数を発表。結果は市場予想通りの前年比2.6%だった。以上の2つの指標発表後、ユーロドルの値動きにほとんど影響がなく、欧州時間は1.10717から1.10888の小幅な値動きに終わった。

本日の指標は、8:50に日・貿易収支、9:30に豪・ウエストパック景気先行指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。米・FOMC議事録公表の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。