米・FOMC議事録の内容に注目か

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米・FOMC議事録の内容に注目か

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作成

2024.10.09

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最終更新

2025.06.25

米・FOMC議事録の内容に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 NZ・RBNZ政策金利
  2. 2 米・FOMC議事録公表

昨日の米国市場は、米商務省が8月の貿易赤字を発表。結果は前月比10・8%減の704億3,100万ドルと、5カ月ぶりの低水準となった。一方、米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は、欧州中央銀行(ECB)主催の会議にて、「最近の利下げを強く支持し、インフレが予想通りに緩和すれば一段の利下げを支持する。経済状況が予測通り進展すれば年内に緩和策を開始するのが適切だ」と発言した。

オセアニア市場は、豪・準備銀行(中央銀行)は9月の理事会議事要旨で、利上げと利下げの両方のシナリオを協議したことを明らかにした。経済成長の鈍化や家計支出の回復の遅れが懸念され利上げは見送られ、政策金利は4.35%に据え置かれた。インフレリスクへの警戒を続け、インフレが目標範囲に向かっていると確信できるまで金融引き締めを継続する方針。また、世界的な金融緩和と足並みを揃える必要はないと結論した。

本日の指標は、10:00にNZ・RBNZ政策金利&声明発表、15:00に独・貿易収支、23:30に米・週間原油在庫、25:30に米・ジェファーソンFRB副議長の発言、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。米・FOMC議事録の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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