日・植田日銀総裁の発言に注目か

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日・植田日銀総裁の発言に注目か

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作成

2024.11.18

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最終更新

2025.06.25

日・植田日銀総裁の発言に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 日・植田日銀総裁の発言
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言GDP

先週末の米国市場は、米商務省が10月の小売売上高を発表。結果は市場予想(0.3%増)を上回り前月比0.4%増の7,188億6,700万ドルとなった。これで5カ月連続の予想上回りとなり、年末商戦を控えた消費の堅調さが確認された。ドル円の日足は大陰線となったが、週足は陽線で終えており、まだまだドル買いの勢いは衰えていないことがわかる。

欧州市場は、英国統計局が7〜9月期の実質GDPを発表。結果は前期比0.1%増、年率換算では0.6%増となり、3四半期連続のプラス成長を記録した。ただ、市場予想(0.2%増)を下回り、第2四半期の0.5%から増加幅が縮小した形となっている。リーブス財務相はこの結果を受け、「経済成長の改善は私が達成しようとしている全ての核心であり、だからこそ私はこの数字に満足していない」と発言。ポンドドルの日足は6日連続陰線、週足は大きな陰線となっている。

本日の指標は、6:45にNZ・第3四半期生産者物価指数、10:05に日・植田日銀総裁の発言、22:15に加・住宅着工件数、27:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。日本銀行の早期利上げ観測が高まっている中、植田日銀総裁の発言に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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