NZ、RBNZ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

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NZ、RBNZ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

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作成

2025.07.09

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最終更新

2025.07.09

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NZ、RBNZ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 NZ・RBNZ政策金利
  2. 2 米・FOMC議事録公表

昨日の米国市場は、トランプ米大統領は、8月1日の関税交渉期限の延長を否定した他、銅製品に50%、医薬品に最大200%の関税を課す意向を表明。一方、米関税政策により日銀の追加利上げやFOMCの利下げ観測が後退する中、円売り・ドル買いが進行。米10年債利回りが4.43%台まで上昇したことも支えとなり、24時過ぎにドル円は146.974と約2週間ぶりの高値を付けた。

オセアニア市場は、豪・準備銀行が政策金利を3.85%に据え置くと発表。市場では3.60%への利下げがほぼ確実視されていたが、利下げ期待が後退し、最終到達金利水準が切り上がった。中銀は理事会で6人が据え置きを支持し、3人が反対。コアインフレの鈍化や個人消費の弱さを踏まえ、追加情報を待つ判断と説明。また国際情勢に応じて断固たる金融対応も可能とした。この結果を受け豪ドル円は95.952まで上昇し、約4か月ぶりの高水準を記録した。

本日の指標は、11:00にNZ・RBNZ政策金利&声明発表、18:30に英・BOE金融安定報告書公表、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。NZ・RBNZ政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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