ブルパワー

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ブルパワー

読み方 ぶるぱわー
同義語 Bulls Pwoer
対義語 ベアパワー、Bears Power

ブルパワーとは、相場の買い(ブル)のエネルギーを知るために用いられるオシレーター系指標です。投資関連の多くの著書を出版するアレキサンダー・エルダー氏によって開発されました。

ブルパワー

ブルパワーには、「ベアパワー」という対になるテクニカル指標が存在し、両者をセットで使うことにより相場の過熱感を読み取ることができます。MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)には標準搭載されていますが、日本での知名度は低く、利用できるチャートソフトの数は限られています。

ブルパワー

ブルパワーの計算式は、以下の通りです。

現在足の高値 - 指数平滑移動平均線(EMA)

高値EMAの差がブルパワーとなり、EMAからレートがどの程度乖離しているかで強気筋のエネルギーの強弱を判断できます。両者の値が同じときがゼロとなり、ブルパワーがゼロを上回っているときは買いが優勢だと読み取れます。ブルパワーだけでは売買の根拠に乏しいので、通常は他のトレンド系指標と併用したり、対になっているベアパワーと併用することで売買サインの角度を高めていくのが基本的な使い方です。

knowledge ブルとは雄牛が角を突き上げる姿

英語では、上昇相場を「雄牛」を意味するブルと呼びます。雄牛が角を下から上に突き上げる姿になぞらえたものです。その反対に、下降相場は、熊が腕を上から下に振り下ろす姿になぞらえて「熊」を意味するベアと呼びます。

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作成日

2021.04.01

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最終更新

2024.11.22

著者情報

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

山田 大護

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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