グロース投資とは、企業の成長性(growth)や将来性に着目する株式投資の手法です。企業の成長はさまざまな側面から考えることができますが、株式投資においては企業の業績が伸びて1株当たりの利益が成長することと、その期待感で株式が高く買い上げられ株価が大きく上昇していく状態がグロース投資の理想といえます。これとは反対に、企業の実態に対して低い評価を受けている企業に投資する手法を「バリュー投資」と呼びます。
投資家の期待感は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などのバリュエーション指標で測ることができます。グロース投資であれば、先々の利益成長を見込んで現時点でのバリュエーション指標は少々高くても積極的に投資するというスタンスをとることになります。このような観点でポートフォリオを組んで運用する投資信託はグロースファンドと呼ばれます。
グロース投資のメリットは、第一に成功したときのリターンが大きいことが挙げられます。早い段階でアマゾンやグーグルの隆盛やアップルの復活を見抜いたり、電気自動車の将来性に期待してテスラに資金を投じることができていたら、そのリターンは巨額なものとなっていました。将来の勝ち組成長企業は、常に株式相場に埋もれています。長期的な成長に期待する目線であれば、短期的な株価の変動は気にしなくていい点もメリットとなります。
作成日
:
2021.04.29
最終更新
:
2024.11.15
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