バリュー投資とは、企業の利益(value)や純資産の大きさ、配当利回りなどに着目する株式投資の手法です。利益を上げているのになぜか評判が上がらず株価が低く放置されていたり、純資産が時価総額を超えているにもかかわらず株価が低迷していたりする企業に投資した後、その企業の実態が正しく評価され株価が上昇したところで売却することがバリュー投資の理想といえます。これは反対に、企業の成長性や将来性に着目する手法を「グロース投資」と呼びます。
株価が割安かどうかは、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などのバリュエーション指標で測ることができます。バリュー投資であれば、常に割安に放置されている企業への投資(バリュートラップ)を避けつつ、先々の投資家の期待修正による上昇を見込んでバリュエーション指標の低い銘柄に投資するというスタンスをとることになります。このような観点でポートフォリオを組んで運用する投資信託はバリューファンドと呼ばれます。
バリュー投資を業種別にみると、石油・エネルギー、銀行業、空運業、陸運業、保険業、証券業、輸送機器、卸売業などのPERが低い業種が多く含まれます。景気に敏感に反応する業種も多く、景況感の改善が進むとこのようなバリュー株が見直される傾向にあります。
作成日
:
2021.04.29
最終更新
:
2024.11.15
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